オリーブオイルは種子ではなく果実からつくられる油です。ですので、その独特な風味は「フルーティー」とか「フレッシュ」などという表現がされています。 市販されているオリーブオイルには様々な表示が付けられていますが、イタリアでは法律によって厳密に分類されています。 ※今まで、エクストラバージンオリーブオイルの酸度が、1.0%以下と掲載しておりましたが、今現在、イタリアでは0.8%以下になっております。
バージンオリーブオイル
1. エクストラバージンオリーブオイル 風味の素晴らしさ、酸度の低さとも申し分ないと判定された上質なオリーブオイルです。最も大切な要素は「フルーティーさ」。ワインのように、産地・摘んだ時期・圧搾やり方など様々な条件で味がかわります。生産者の心が伝わるクラスですので色々なオリーブオイルを試すには是非このクラスを・・・。もちろん当社でお取り扱いしております「Le Rocche」もこのクラスです。 2. ファインバージンオリーブオイルとオーディナリーバージンオリーブオイル 辛みや苦味がやや強いですが、精製せずにバージンオイルとして使えるもの。原産国ではごく一般的に流通していますが、日本の食用油の品質基準は精製を前提としているので、日本には輸入できません。 3. ランパンテバージンオリーブオイル 語源は灯油用の意味で食用には向いていません。精製してバージンオリーブオイルとブレンドします。
精製オリーブオイル
1. 精製オリーブオイル 酸度が3.4%以上あるランパンテバージンオリーブオイルを精製したもの。酸化したオイルを化学的に還元し脱色や脱臭をします。酸度は化学的に還元するのでエクストラバージンオリーブオイルより更に低い0.3%以下が義務づけられています。 2. 精製オリーブポマースオイル 搾りカス(ポマース)にもまだ油分が残っているので、有機溶剤を使いオイルを抽出したもの。最初に搾ったものが「一番搾り」有機溶剤で抽出したものが「二番搾り」または「ポマースオイル」と言われています。
オリーブオイル
1. ピュアオリーブオイル 精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。ただ単にオリーブオイルと呼ばれることもあります。スーパーなどでオリーブオイルとしか表示が無いものはこれにあたります。「エクストラバージン」と比べるとお値段は安価で、透明な比較的大きな容器で売られていることが多いです。バージンオリーブオイルのブレンド比率は各メーカーで異なりますが、平均10%以下が多いようです。中には限りなくゼロ%に近いものもあります。 2. オリーブポマースオイル 精製オリーブポマースオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。販売するときは「オリーブポマースオイル」と表示の義務があります。 この8等級に分類されたオリーブオイルの内、日本で売られているオリーブオイルは
- エクストラバージンオリーブオイル
- ピュアオリーブオイル
- オリーブポマースオイル