オリーブの木には、様々な品種があります。ワインと同じように、使う品種により味や香りも変わってきます。もちろん育て方や圧搾方法、保存の仕方などによっても変わるので、たとえ同じ品種でオリーブオイルを作っても生産者によっては味や香りが変わってきます。
生産者は、一種の品種を使ってオリーブオイルを搾油したり、色々な品種をブレンドして作り、様々な組み合わせを研究してエクストラバージンオリーブオイルを作ったりしているのです。ここでは数百、数千種類もあるといわれているオリーブ品種の代表的な物を紹介致します。
品 種 | 特 徴 |
Leccino (レッチーノ) |
トスカーナの主要品種で、とてもスウィートでフルーティ。まろやかなオイルになりやすいという特徴もある。 |
Gentile di Chieti (ジェンティーレ・ディ・キエーティ) |
アブルッツォに栽培されるフラントイオの姉妹種。フルーツの香りを持つ。寒さにも強い。 |
Frantoio (フラントイオ) |
トスカーナの主要品種で、とてもスパイシー。中部イタリアでは良く使われている品種。 |
Moraiolo (モライオーロ) |
トスカーナの主要品種で、とてもスパイシー。色は緑が濃くポリフェノールの含有量が高い。 |
Coratina (コラティーナ) |
南イタリアの主要品種で、苦くて辛い。 |
Casaliva (カザリーバ) |
北イタリアの主要品種で、優しい香りがする。 |
Oriarola (オリアローラ) |
南イタリアの主要品種で、少し苦味があり、ハッキリした味わい。 |
Pendolino (ペンドリーノ) |
トスカーナの主要品種。生産性が高い。 |
Dritta (ディリッタ) |
アブルッツォで中心に栽培され、寒さにも強い。 |
Picual (ピクアル) |
アンダルシア(スペイン南部)の主要品種で、緑がかった黄色のフルーティな味。 |
Picudo (ピクード) |
アンダルシアの主要品種で、フルーティな味わい。 |
Tajasca (タジャスカ) |
北イタリアの主要品種で、特にリグーリア沿岸、ガルダ湖周辺で栽培されている。とてもマイルドで優しい香りがする。 |
Arbecchina (アルベッキーナ) |
スペイン北部の主要品種で、とてもマイルド。後味にアーモンドのような香りがする。 |
Koroneiki (コロネイキ) |
ギリシャの主要品種で、フルーティ。後味に少し辛みが感じられる。 |
La Tanche (ラ・タンシュ) |
南フランスの主要品種で、スイートで優しい味。 |
このようにオリーブには、たくさんの品種があり、各々特徴を持っています。こだわりのもった生産者は、たくさんある品種の中で、その土地にあったオリーブの木を選び、ブレンドをしたりしてオリジナルの味を作りだしています。
オリーブオイル「Le Rocche」は【Leccino】と【Gentile di Chieti】をブレンドして フルーティでまろやかな、そしてクセの無い味を作りだしています。